カラー フローズンクイーンの「先祖返り問題」を調査した結果、フローズンクイーンは日当たりが良い環境を好むことが分かりました。
また、生産業者様のSNSには、出荷直前と思われるフローズンクイーンの写真がUPされており、おそらく、ある程度遮光のできる温室内で、陽の光を当てて栽培してるのではないかと思います。

たぶんですよ。たぶん・・・。


それでは、わが家で育てるのに、どこに置いて育てるのがベストなのかと言うと・・・



分かりません?!
しかし・・・です!
都合の良いことに、同時期に芽を出したばかりのフローズンクイーンが、いま手元に4鉢あります。
つまり、比較検証ができるということです。
ここは、論より証拠のしょう子さん。
実際に確かめてみました。


このフローズンクイーンを色々な場所に置いて、生育の変化を見ていきたいと思います。
フローズンクイーンの日当たり環境の条件
それでは、栽培条件をまとめて紹介します。
条件名 | 鉢/名称 | 置き場所/遮光 | 日当たりコメント |
---|---|---|---|
その1 | 白色プラ鉢A | ・南向き ・半透明のゴミ袋で遮光 ・障害物少ない | ・1番陽が当たる環境です。 ・さすがに、100%直射日光は葉焼けが怖いので、半透明のゴミ袋を使って、少しばかり遮光します。 |
その2 | 素焼き鉢 | ・南向き ・カーポート下 ・障害物少ない | ・2番目に陽が当たる環境です。 ・半透明のカーボネートが直射日光を和らげるので、晴天の日でも、快適です。 |
その3 | 茶色プラ鉢 | ・南向き ・遮光ネット下 ・家の壁近く | ・3番目に陽が当たる環境です。 ・遮光率50%程度の遮光シートを使います。 ・南向きですが、家の壁に近く、障害物も近くにあるので、朝と夕方は意外と物陰になります。 |
その4 | 白色プラ鉢B | ・東側 ・遮光なし ・家の壁近く | ・玄関前(明るい日陰)⇒その2と同じ場所⇒東側-、と場所を変えて置いていました。 ・遮光は無しです。 ・最終的な東側の場所は、午前中は直射日光100%ですが、午後から建物の陰に入るので、明るい日陰となります。 |
ただし、違いは日当たりだけではありません。
それぞれの鉢の違いも確認しておきたいと思います。
条件名 | 鉢/名称 | 球根のサイズ | 用土 |
---|---|---|---|
その1 | 白色プラ鉢A | 中サイズです。 | ゴールデン粒状培養土(アイリス) |
その2 | 素焼き鉢 | 一番小さいです (が、中サイズとほぼ同じです) | 自主配合用土 |
その3 | 茶色プラ鉢 | 一番大きいです。 | ゴールデン粒状培養土(アイリス) |
その4 | 白色プラ鉢B | 中サイズです。 | ゴールデン粒状培養土(アイリス) |





それでは、比較検証、いってみよー!
栽培記録
○ その1-日当たり良好




行灯の上は開いているので、太陽が低いうちはビニールを通して陽が当たり、太陽が高く上ると、直射日光が当たります。
(行灯:苗の周りに支柱を立てて、上下を切って筒状の袋で周り覆い、風や虫から苗を守るもの)
○ その2-カーポート下




○ その3-遮光ネット下




○ その4-玄関前(明るい日陰)


こちらは、直射日光は直接当たらない「明るい日陰」の場所です。
○ その1-日当たり良好


○ その2-カーポート下


○ その3-遮光ネット下


○ その4-玄関前(明るい日陰)


今のところ、置き場所の違いによる窓の大きさの影響は、なさそうです。
○ その1-日当たり良好




○ その2-カーポート下




○ その3-遮光ネット下




○ その4-玄関前(明るい日陰)から、「その2」の隣に移動していました。




全体的には、まだ大きな差が見られる程ではありません。
・その後、6月下旬に緩効性肥料を4粒ほど、置き肥しています。
また、時々液肥を与えて育てています。
・栽培比較をしていて、ある程度その差が見えてきたので、一旦、これまでの結果をまとめたいと思います。
○ その1-日当たり良好


・最初は、なすの行灯の中で育てていたのですが、6/15に行灯を撤収しました。
・そのため、6/15以降は、西側のみビニール袋で軽く遮光して栽培しています。
・よって、午前中は直射日光が当たり、午後はビニール袋が軽く遮光する環境です。
○ その2-カーポート下


○ その3-遮光ネット下


○ その4-その2の隣から、午前中のみ直射日光が当たる東側の場所に移動していました。


自由に考察
ここまでの結果から、一旦分かったことをまとめてみたいと思います。
- 最も日当たり良好な場所に置いた「その1」の窓が、一番大きくなりました。
- カーポート下の「その2」は、十分に明るい場所と思っていたのですが、窓はあまり大きくなりませんでした。
- 50%程度の遮光をした「その3」も、窓はあまり大きくなりませんでした。
- 「その4」は、「玄関前の明るい日陰⇒その2の隣⇒東側の午前中のみ直射日光の当たる場所」と、順に明るい場所へ移動したのですが、窓はあまり大きくなりませんでした。
今回の結果から、フローズンクイーンの窓を出すには、直射日光レベルの強い光が必要の可能性があります。
「その1」の葉の先を見ると、少し赤茶けたように見える部分があるのですが、これは、葉焼けする直前の状態のように思います。
今のところ、窓を出すには、その程度の強い光が必要と考えています。


そういえば、フローズンクイーンの写真をネットで見ると、葉の先端が赤茶けている場合がありますが、あれも、同じように十分に陽に当てて育てた証なのかもしれません。
・・・とは言っても、十分に陽に当てて育てたつもりの「その1」でも、窓が50%くらいしか出ていません。
購入時の「全面窓の状態」に育てるには、このまま陽の光に当て続けて育てていればが良いのか、それとも+αの別の要素があるのかは、不明です。





窓の大きさが、全然違います!
改めて見て、ビックリしました。
プロ、凄いです。
(てか、葉緑素、どこ?)
あと、育てていて気付いたのは、葉が出始めのころは窓が大きく見えるのですが、実際に葉が展開すると、大したことがないと言う、「マドマド詐欺」が横行します;;;



みなさんも、気を付けましょう
それと、もう一つ気が付いたのですが・・・花が咲く気配が一向にありません。
葉の窓に気を取られて、すっかり忘れていました!
フローズンクイーンの開花時期は、6~7月らしいのですが、蕾(つぼみ)を付ける気配がまったくありません。
自家栽培1年目は、前途多難です。
今日の教訓
フローズンクイーンの自由研究は、引き続き、行っていく予定です。
今回、陽の光が重要なことが分かってきたので、次はもっと陽の光の当たる場所に移動して、実験していきたいと思います。
今日はここまで。
ではでは、またね。
コメント
コメント一覧 (2件)
本日初めて拝見させていただきました。
一般家庭での栽培の疑問を具体的に解説、実践なさってるレポートは凄く参考になり、有り難い気持ちです。
ほぼ斑という状態の葉を展開させるのは至難の業だろうなと想像はしてましたが、私は逆説を実践し駄目にした経験があり(多肉植物の斑入りの管理を真似て失敗)、店舗で見つけても「もう騙されんぞ」と購入を諦めてましたが、
もう一度入手しようと思いました。
実験や記事、楽しみにしてます。
コメントありがとうござます&返信が遅くなり、申し訳ありません。
フローズンクイーンは、綺麗で不思議で魅力的ですよね!
でもあの後、夏の猛暑で、調子が悪くなったんです。
日当たりは欲しいけど、近年の夏は暑すぎるので、やはりフローズンクイーンを一般家庭で上手く育てるのは難しいのかなぁって、思っています。
これについては、また記事にしたいと思っているのですが、そう思いながら、半年過ぎました(笑)。
でも、また春になったら、再挑戦したいと思っています。
最近更新ができていませんでしたが、ブログの再構成を考えているところでして、またよろしければ、遊びに来てください(笑)。
ありがとうございました。