カラー フローズンクイーンの最適な日当たり環境を検証する自由研究 【2024年7月7日~2025年4月6日】

4鉢あるカラー フローズンクイーンの置き場所を変えて育てたところ、カラー フローズンクイーンに特徴的な葉の「窓」は、一番日当たりの良い場所で栽培した「その1」が、最も大きくなりました。

<前回の自由研究の結果>

条件名鉢/名称置き場所/遮光日当たりコメント結果
その1白色プラ鉢A・南向き
・半透明のゴミ袋で遮光
・障害物少ない

・1番陽が当たる環境です。
・さすがに、100%直射日光は葉焼けが怖いので、半透明のゴミ袋を使って、少しばかり遮光します。
窓の面積は、一番大きいです。
(50%程度)
その2素焼き鉢・南向き
・カーポート下
・障害物少ない
・2番目に陽が当たる環境です。
・半透明のカーボネートが直射日光を和らげるので、晴天の日でも、快適です。
窓はあまり出ませんでした。
その3茶色プラ鉢・南向き
・遮光ネット下
・家の壁近く
・3番目に陽が当たる環境です。
・遮光率50%程度の遮光シートを使います。
・南向きですが、家の壁に近く、障害物も近くにあるので、朝と夕方は意外と物陰になります。
窓はあまり出ませんでした。
その4白色プラ鉢B・東側
・遮光なし
・家の壁近く
・玄関前(明るい日陰)⇒その2と同じ場所⇒東側-、と場所を変えて置いていました。
・遮光は無しです。
・最終的な東側の場所は、午前中は直射日光100%ですが、午後から建物の陰に入るので、明るい日陰となります。
窓はあまり出ませんでした。
こんこっと。

それなら、もっと日当たりの良い場所に置いたら、窓がでるのかな?

実際に試してみたいと思います。

” 自由の自由なる自由まみれの自由研究 ” の使用上の注意

本自由研究は、自由な問題設定のもと、自由な実験を行い、自由に考察するものです。
「そんな結果もあるんだね」という軽い気持ちで、ご理解いただけると幸いです。

こんこっと。

・・・と言うことで、2回目の自由研究を開始したのですが、先に言っておくと、途中で検証を中止しています。

根詰まりにより植え替えをせざるを得なくなったのと、真夏の災害級の暑さにより、調子が悪くなって成長が止まってしまったためです。

とりあえず、忘備録として記録を残します。

<今回の条件一覧>

条件名鉢/名称置き場所/遮光日当たりコメント
その1白色プラ鉢A・南向き
・半透明のゴミ袋で遮光
・障害物少ない
※前回と同じ場所です。

・陽が2番目に当たる環境です。
・さすがに、100%直射日光は葉焼けが怖いので、半透明のゴミ袋を使って、少しばかり遮光します。

その2素焼き鉢・南向き
・障害物がなく、朝から夕方まで、一番陽に当たる場所です。
・遮光はしません。
※前回のカーポート下から移動しました。

・陽が一番当たる環境です。
・遮光なしで育てます。

その3茶色プラ鉢・南向き
・菜園の中
・遮光はしません。
※前回の壁近くの場所から、移動しました。

・3番目に陽が当たる環境です。
・南向きの菜園の中で遮光はなしですが、野菜やシンボルツリーの陰になるので、意外と半日陰の時間が長いです。
その4白色プラ鉢B・東側
・遮光なし
・家の壁近く
※前回と同じ場所です。

・4番目に陽が当たる場所です。
・遮光は無しです。
・午前中は直射日光100%ですが、午後から建物の陰に入るので、明るい日陰となります。

目次

栽培記録

STEP
2024年7月7日

○その1-日当たり2番目&西側のみビニール袋で遮光

○その2-日当たり1番&遮光なし。ガンガン日光が当たります。

○その3ー日当たり3番目&遮光なしですが、周りの陰にけっこう入る時間があります。

○その4ー日当たり4番目&遮光なしですが、正午以降は家の陰に入ります。

STEP
2024年7月16日

○その1-日当たり2番目&西側のみビニール袋で遮光

弱々しい葉っぱが出てきました。なんで?

○その2-日当たり1番&遮光なし

後ろに見えるのは、きゅうりの行灯ですが、日当たりに影響はありません。
一日中、ガンガン日光が当たります。
新芽は、期待ができそうです

○その3ー日当たり3番目&遮光なしですが、周りの陰にけっこう入る時間があります。

○その4ー日当たり4番目&遮光なしですが、正午以降は家の陰に入ります。

STEP
2024年7月26日

○その1-日当たり2番目&西側のみビニール袋で遮光

葉の先端が、赤くなってきて、葉焼け直前の様子です。
あと、写真では分かりにくいですが、葉に瑞々しさがありません。

○その2-日当たり1番&遮光なし

こちらは、もっと深刻です
葉がチリチリになってしまいました

さすがに、梅雨が明けてからの災害級の暑さで、遮光なしは、無謀過ぎました;;;

こんこっと。

あと、他の写真を撮り忘れています!ごめんなさい!!

STEP
2024年7月27日

問題が起きました。

と言うか、少し前から気になっていたのですが、鉢の水はけが極端に悪くなり、植え替えが必要になりました。

右下が、「その1」です。
そこから反時計回りに、「その2」、「その3」、「その4」に並んでいます。
右上の「その2(自主配合用土)」以外は、根詰まりを起こしている可能性があります。
ちなみに、水が溜まっている3つの鉢は、ゴールデン粒状培養土(アイリス)です。
ゴールデン粒状培養土(アイリス)は、「鉢底石のいらない」がキャッチフレーズだったのですが、今回使用した溝の細いスリット鉢とは、相性が悪かったのかもしれません。
ちょっと、ヤバいです;;
見ているだけで、苦しそう;;;
てことで、この時期に植え替えをします。
ホントは、こんな暑すぎる季節に植え替えをするのは良くないと思うのですが、緊急事態なので;;;
今回は、通気確保のために、鉢底に小石と100均で売られている通気をよくする鉢底ネットを使用しました。
「その1」の根っこの状態
根っこは元気そうで、そこは安心しました。
こちらは、「その2」です。
自主配合の用土で育てていましたが、根の張りは良さそう?

とりあえず、目詰まりした用土を軽くほぐして、新しい鉢に植え替えました。

用土は、以下の通り。

用土
その1ゴールデン培養土
その2自主配合(赤玉土・鹿沼土・腐葉土・調整済みピートモス・パーライトを同量混ぜたもの+マグァンプK少々)
その3ゴールデン培養土(軽くふるいにかけたもの)・調整済みピートモス・腐葉土を同量混ぜたもの+パーライト適量+マグァンプK少々
その4その3よりも、パーライトを少し多めに配合(水はけ重視)
その2の配合です。

この後は、置き場所を、すべてカーポート下に移して、直射日光はなるべく当たらないようにしました。

それでも、十分に暑い場所なので、ちょっと心配です。

STEP
2024年8月14日
その1 (白いのは緩効性肥料です)
その2 (白のはパーライトとです。緩効性肥料もその1と同量与えています)
その3 (同上)
その4 (同上)

植え替えてからは、ほとんど成長が止まり、新しい葉を展開しなくなりました。

植え替えたタイミングも悪かったし、猛暑だったので、調子を崩したのだと思います。

こんこっと。

その後、寒くなって、徐々に枯れて終了しました。

・・・
・・・・・
それから、月日は流れ・・・

STEP
2025年4月6日
冬の間、雨のかからない屋外で、そのまま放置していました。
暖かくなってきたので、掘り起こしてみます。
掘り起こしてびっくり!
予想外に、球根が大きく育っていました!
鉢によって、球根の大きさに違いがあります。
裏側の様子
中央が元の球根で、周りの明るい色の部分が、増えた新しい球根です。
こんこっと。

この差は、何?
色々と、考察のし甲斐がありそうです

<参考>
ちなみに1年前に植えた時の球根の写真です
③は特定できましたが、他は何番か分かりませんでした(汗)
なお、昨年は球根を切り分ける実験をしていて、切り口が腐らないように、ゼオライトなどをまぶしています
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今回の検証は、良い結果を残すことが出来なかったのですが、それでも分かったことを考えてみたいと思います。

  1. 鉢を置く場所を変えて、「日当たり」と「葉の窓」の関係を調べるつもりでしたが、調子を崩したために、結果が分かりませんでした。

  2. しかし、梅雨前までは日当たりの良い場所で育てた鉢が良い成績(その①[葉の窓が50%程度])だったため、日照は大切だと思います。

  3. ただ、十分に日光を当てても「窓」は50%だったという見方もできるので、購入した時のように「綺麗な窓」を出すには、日光以外の要因があると思います。

  4. 梅雨明け以降は、日当たりよりも、猛暑対策の方が重要です。
    オランダ原産のフローズンクイーンには、日本の夏は暑すぎます。

  5. 夏の猛暑に加えて、今回は栽培中に根詰まりを起こしました。
    使用した用土のキャッチコピーを信じて、底石をせずに育ててみたのですが、底石の重要性が分かりました。

  6. 今年は花は咲きませんでした。最初の球根が小さかったのが原因かもしれません。

  7. 球根を掘りだしてみたところ、日当たり十分で育てた「その①」の球根は、それほど大きくありませんでした。考えられる違いは、用土です。

    ・その①・・・ずっと「アイリスオーヤマ ゴールデン粒状培養土」

    ・その②・・・ずっと「自主配合用土」

    ・その③・・・「アイリスオーヤマ ゴールデン粒状培養土」⇒途中で「ゴールデン培養土(軽くふるいにかけたもの)・調整済みピートモス・腐葉土を同量混ぜたもの+パーライト適量+マグァンプK少々」

    ・その④・・・「アイリスオーヤマ ゴールデン粒状培養土」⇒途中で「その③の用土に、パーライトを少し多めに配合(水はけ重視)」

  8. 球根が大きかった「その②」は腐葉土や調整済みピートモスを入れた自主配合用土で育てました。「その③」は途中から腐葉土や調整済みピートモスを入れました。

    「その④」も途中からそれらを入れましたが、パーライトの配合を高めたため、腐葉土等の比率は「その③」よりも少ないはずです。

    その①は有機用土は使用していません。

    つまり、腐葉土や調整済みピートモスなどの有機用土を使用した方が、球根が大きくなる可能性があります。
こんこっと。

そういえば、購入時植えられていた用土は、有機用土にパーライトを混ぜたようなものでした(配合は不明)。しかし、植え替えの時に、捨ててしまいました(痛恨のミス!)

まとめ

カラーフローズンに日照は必要です。ただし、夏の暑さには注意する必要があります。

こんこっと。

後から考えたのですが、植物には、それ以上光を当てても光合成量が増えない光の強さ(光飽和点)があります。
さすがに、真夏の日光にガンガン当てるのは無謀過ぎました(汗)。

「大きな窓」を出すには、日照以外に別の要因がありそうです。

栽培期間中に、根詰まりを起こさないような育て方(用土と植え方)をする必要があります。

用土は、水はけの良い有機用土(腐葉土や調整済みピートモスを含む用土)が適しているのかもしれません(たぶん)。

今日はここまで。
ではでは、またね。

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