電子工作の「で」の字も知らない状態から、ネットで情報を集めて「自動霧吹き装置」を作るチャレンジをしています。

前回、サーボモーターにパルス信号を送って動作することを確認したので、今回は、IC555モジュールを使って、任意のパルス信号を発信できるのか、実験してみたいと思います。
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これが出来れば、「IC555モジュール」と「サーボモーター」を組み合わせて、霧吹きのレバーを引く動作を再現できると思います。

目次
IC555モジュールで任意のパルス信号をどうやって発信させるの?
サーボモーターを動かすために必要なパルス信号は、以下の通りです。
- 0.5msのパルス信号(サーボモーターの0°に対応します)
- 2.5msのパルス信号(サーボモーターの180°に対応します)
※どちらも50Hzを想定

これを交互にサーボモーターに送れば、霧吹き装置のレバーを引く動作が再現できると思うんだけどな。
IC555モジュールは、可変で任意のパルス信号を発信するための電子部品ですが、それ単体ではどんなパルス信号を出しているのかは分かりません。
そこで、「DSO-TC3」のオシロスコープの機能を使って確認・調整します。


IC555モジュールの動作確認実験
STEP
ブレッドボードに電源モジュールとIC555モジュールをセットする。


STEP
DSO-TC3を準備する。
「▲▼▶◀」と「OK/MENU」ボタンを使って、パルス信号を確認する設定にします。


- 「Oscilloscope」に設定します。
- ワニ口クリップは「DSO」の出力端子に接続します。
- 右下に「DC」の表示があることを確認します。
「AC」だったら、「▶◀」を押すごとに、青いカーソルが、画面の周りの設定項目を移動するので、「AC」に青いカーソルを合わせて、「▲▼」で「DC」に変更します。 - 他の設定も手動で変更することはできますが、「Auto」に青いカーソルを合わせて「OK/MENU」を押せば、適切な表示になります。
STEP
IC555モジュールにDSO-TC3を接続する。


STEP
DSO-TC3(オシロスコープ)を見ながら、IC555モジュールを調節する。


※ジャンパピンは上が低周波数で、下に行くほど高周波数になります。
青い部品の金色の2つのネジを回して、パルス幅を設定します。
※下が「大きく調整用」、上が「微調整用」です。



金色のネジは、回し過ぎると壊れます。オシロスコープを見ながら、回しても値が変化しない範囲に入ったら、元に戻してください。
「ジャンパピン>下の金色ネジ>上の金色ネジ」の順で調整して、目的の値を狙います。


Cyc:0.520ms(ただし1.923kHz)


Cyc:2.500ms(ただし0.400kHz)


(しかし、周波数は50Hzに合わせることができませんでした。)



どんなに頑張っても、0.5ms/2.5msで50Hzに設定できませんでした。
設定、難しすぎ!
今後の方針
今回調整したIC555モジュールの設定で、実際にサーボモーターが動くのか、確認したいと思います。
今日の教訓
モジュール名 | パルス幅 | 周波数 |
---|---|---|
その1 | 0.520ms | 1.923kHz(=1923Hz) |
その2 | 2.500ms | 0.400kHz(=400Hz) |



そうは言っても、周波数の目標設定値(50Hz)と比べて8~38.5倍!も高いので、ちょっと心配です。
今日はここまで。
ではでは、またね。
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