電子工作の「で」の字も知らない状態から、ネットで情報を集めて「自動霧吹き装置」を作るチャレンジをしています。


目標は、「自動霧吹き装置」で、観葉植物に葉水をあげることです。


電子工作の基本を調べて、道具を一式そろえたので、「自動霧吹き装置」の心臓部であるサーボモーターについて、動作確認実験を行いたいと思います。
サーボモーターをどうやって動かすの?
「自動霧吹き装置」を作るためには、霧吹きのレバーを動かす必要があります。そのために小さなサーボモーターを使います。


サーボモーターは、角度を任意に調節できるモーターで、これを動かすには、以下の電圧と電気信号が必要です。
- 電圧
・4.8V(≒5V) - パルス信号の周波数
・50Hz =20ms(ミリ秒) - パルス幅と動作角度とその時のデューティ比(50Hzの場合)※
・0.5msの時、0°(デューティ比0.5ms/20ms=2.5%)
・1.5msの時、90°(デューティ比1.5ms/20ms=7.5%)
・2.5msの時、180°(デューティ比2.5ms/20ms=12.5%)
※デューティ比=パルス信号の1周期の中で、電圧がかかっている時間の割合(・・・と理解しています)



つまり計算上は、50Hzで、デューティ比が2.5%~12.5%のパルス信号を送れば、サーボモーターは0°~180°に作動するはずです。
その決められたパルス信号を、どうやって発生させるのかという事ですが、新しく購入したガジェット「DSO-TC3」を使用します。


「DSO-TC3」は、任意の電気信号を発生する「シグナルジェネレータ」の機能を持っているため、サーボモーターにパルス信号を送って、本当に動くのかを確かめてみたいと思います。
サーボモーターの動作確認実験


黄色い線は、サーボモーターにパルス信号を送る入力線です。



ちなみに、「+、-」を逆にして接続してしまい、サーボモーターを1個壊してしましました(汗)。
「▲▼▶◀」と「OK/MENU」ボタンを使って、50Hzのパルス信号を出す設定にします。


- 「Generata>3.Pulse>Freq:50Hz」に設定します。
- ワニ口クリップは「DDS」の出力端子に接続します。
- Dutyも、「▲▼▶◀」と「OK/MENU」ボタンを使って変更できるように練習しておきます。



オレンジ色のカーソルを「▲▼▶◀」ボタンで移動し、「▶HOLD」でカーソルを白色にして設定値を変更します。
計算上は、デューティ比2.5%~12.5%で、サーボモーターの稼働範囲になるのですが、DSO-TC3では整数しか入力できません。そこで0%~20%まで入力した時に、どのような動きをするのか確認します。


黒のワニ口クリップ(GND)は、ブレッドボードのGNDに接続します。



DSO-TC3のワニ口クリップをどこに接続するのかが分からなくて、動作確認をするまでに時間がかかりました。
モーターを動かす電力のGNDと、パルス信号のGNDは共通で良いみたいです。







ホントに動いたー!!!!
結果は、以下の通りです。
- デューティ比 0~ 2% :動かない
- デューティ比 3~13%:対応する角度で正しく作動する。
- デューティ比14%以上:動かない
※50Hzの場合です。
結果は、ネットで調べた通りですが、実際に正しく動く様子を見ると、感動します(笑)。
今後の方針



DSO-TC3で、サーボモーターを動かすことができたので、「霧吹き+サーボモーター+DSO-TC3」の超絶合体で、完成だぁぁぁ;aeluiocxek!!!!
・・・なんてことは、もちろん考えていませんよ(笑)。
今回、サーボモータを動かす仕組みが分かったので、次は、「IC555モジュール」を使って、パルス信号を生成する実験を行っていきたいと思います。
今日の教訓
今日はここまで。
ではでは、またね。
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