食虫植物は、グロテスクでちょっと怖いイメージがあるかもしれません。
しかし、実際は繊細でユニークで魅力溢れる観葉植物です。
そこで、巷(ちまた)に蔓延(はびこ)る間違ったイメージを払拭すべく、特に「おちゃめpoint」が高い食虫植物を紹介して、イメージアップを図りたいと思います。
こんこっと。食虫植物の知名度を上げるための、ポジティブキャンペーンでーす!
それでは、選手入場~(笑)。
かわいい食虫「会員番号No.1」
”ウサギゴケ”
とにかく、この花を見て頂きたい。まさしく「ウサギ」(笑)。


あ、ウサギのシッポは丸かったっけ?
「何のために耳があるの?なんでウサギに似てるの?」と言う疑問をヨソに、「カワイイ」に全振りした可憐な花が素敵です。



でも、この花で虫をたべるってこと?
怖くない??
いえいえ、とんでもない。
この可憐な花は、あくまで「ウサギ似のカワイイ花」です。
虫を捉える捕虫器は土の中にあり、とても小さいので、おそらく虫を食べている姿を目にすることはないし、そもそも虫を捕まえなくても枯れません。
食虫植物好きには少し物足りないかもしれませんが、かわいいウサギの花を見たい人には、ピッタリだと思います。
ちなみに、ウサギゴケという名前ですが、いわゆる「苔」ではありません。タヌキモ科の種子植物です。
学名は、「Utricularia sandersonii(ウトリクラリア・サンダーソニー)」。



ウサギを1匹・・2匹・・と数えている内に、ウトウト・クラクラ眠ってしまいそうな、まさに「名は体を表す」名前です。
知らんけど(笑)。
ウサギゴケ自体は、丈夫で簡単に育てることができるようですが、ウチではちょっと苦戦しています。
最初は屋外に置いていたのですが、真夏の暑さで調子を崩しかけたので、今は室内で育てています。
用土は水苔、朝日が入る窓側に置いているのですが、増えもせず減りもせず、花もチョコチョコっとしか咲かず、育て方を模索中(おそらく湿度不足)。
しかし、ニュージーランドでは侵略種として考えられているほど繁殖力が高いので、環境さえ合えば難しくはないはず。
時々、ホームセンターでも並んでいるのを見るので、気になる方は探してみてください!


かわいい食虫「会員番号No.2」
”ピグミーモウセンゴケ プルチェラ”
「モウセンゴケ」は、食虫植物の代表種の一つなので、知っている人もいるのではないでしょうか。
粘着液を分泌して、虫を捉える「アレ」です。


ピグミーモウセンゴケは、オーストラリア原産の小さなモウセンゴケの一群。
その中で「プルチェラ(pulchella)」は、ラテン語で「美しい」「愛らしい」という意味を持つ種類です。



名前が「プルチェラ(美しい、愛らしい)」なので、可愛くないわけないよね!



でも、名前が「静香(しずか)」なのに、賑やかな人はいるよ?



いらんこと言うな!
話が逸れましたが、そのプルチェラがこちら。




ほら、カワイイ(笑)。
こんな小さな葉でも、虫を捉えようと粘着液を分泌しています。



子ネコがツメを立てて威嚇しても、カワイイものはカワイイと言ったところでしょうか(笑)。





ちょっと、違うと思う。
最初は上手く育てられず数を減らしたのですが(おそらく光量不足)、朝日が入る東の窓辺で、越水栽培をしたら、順調に育ってくれるようになりました。
室内栽培なので温度は15~27℃くらい、水を切らさないようにしているだけなので、栽培は簡単だと思います。
ただし、実店舗での入手は困難かもしれません。
このプルチェラは、1年前にホームセンターで購入したのですが、これまでその一鉢しか販売しているのを見たことがないので、レア物だと思います。
オークションサイト等では取り扱いがあるので、そちらで入手した方が簡単です。
後日談
すでにお気付きかもしれませんが、この「食虫植物カワイイ選手権」は、公平な判断のもと厳正な審査基準で選んだ訳ではなく、独断と偏見ですらなく、「ただ、カワイイ食虫植物が手元にあったから紹介した」だけの記事です(爆)。
なので、「第一回」とありますが、第二回の予定はありません(爆×2!)。
ただ、可愛さは折り紙付きなので、興味のある方は、お店やネットで探してもらえればと思います。
今日の教訓
今日はここまで。
ではでは、またね。


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