わが家には、不思議なウツボカズラがあります。

品種名は、「ネペンテス ベントラータ」。
ホームセンターで購入した、カクタス長田産のウツボカズラです。
こんこっと。「おいおい。何言ってるの?」と、ツッコミを入れたあなたは、きっと「食虫植物を知っている側」の人間ですね(笑)。
説明すると、「ネペンテス ベントラータ」は、ウツボカズラの代表種。夏になるとホームセンターなどでも販売されるので、目にした方もいるかもしれません。
しかし、今回わざわざ紹介するのは、その生長過程が不思議だから。
それでは全景をお見せいたしましょう。華奢ではありますが、ちゃんとツボをつけて成長しています。


では、このベントラータの何が不思議かと言うと、実は「水耕栽培」で育てているのです。


(水が少なくなっていたので、この後追加しました)
しかも、何か特殊な設備や栄養を与えている訳ではなく、ただの水道水100%で枯れずに成長しています。



なんで水道水だけで植物が育つの?おかしくない??
そもそも、ウツボカズラは水耕栽培には適さないとされており、実際に水耕栽培をしている人は少ないのではないでしょうか。



まあ、わざわざ水耕栽培をするメリットがないからね!



・・・それは、一理ある・・・。
元はと言えば、伸びすぎたツルを切った時に、嫁ちゃんが「可哀そうだ」と言うことで水挿しにしたところ、一度は生長点が枯れたものの、根っこが生えて、横から新芽が出て、ゆっくりゆっくりと成長して今に至ります。


その右横から新芽が出て、今の主茎になりました。
ちなみにウツボカズラの茎は、ある程度成長すると「木質化」するので、今の状態が悪いワケではありません。
ここまで成長して、健気にツボを付ける姿を見ていると、この子(ベントラータの呼び名から、愛着度格上げw)が、不憫に思えてきました。
つまり・・・



水は十分だから、エサ(栄養)をくれ。
と言う声が聞こえてくる気がします。
考えてみれば、ウツボカズラは根から水を吸収し、葉から栄養を取ることができるので、完全分業制(?)で育てることができるのかもしれません。
よって、これまで頑張ってきたウツボカズラにエサ(栄養)を与えて、水耕栽培で幸せに育てる自由研究をしてみることにします。
ウツボカズラの水耕栽培の記録











この4か月の間、世話らしいことは何もしていません。
時々減った水を追加しているだけです。






これまで水替えをしたことはないのですが、今後水替えが必要かもしれません。
(水の追加はしました)
それで、エサは何をあげようかと考えていたのですが、良いものを見つけました。
それは、爬虫類のエサです。







1粒がコオロギ1匹分のカロリーで、たんぱく質33%以上、ビタミン類、ミネラル類も入ってて、最高じゃんよー!(笑)






一粒を、1/4程度に割り・・・




元気なツボが2つあるので、それぞれにあげました。


1/4匹分のコオロギを食べたことになります。





これで1株に1粒(コオロギ1匹分)の餌を与えたことになります。
ちなみに、一般的には「食虫植物にエサは与える必要はないし、下手にエサを与えると捕虫葉が枯れる場合がある」というのがセオリー(定石)です。



今回は、「セオリーではない育て方をしているので、セオリーは無い」ということです(笑)。







成長に弾みが付いたら、いいなぁ~♪


エサを与えた効果は・・・分かりません(笑)。


左右は以前からあるツボで、前回エサをあげました。
中央下は、次のツボができかけています。


前回与えたエサは、まだ残っています。
消化が悪かったかな?


なんか発酵してそう・・・大丈夫か?
それはそうと、新しいツボができたので、またエサをあげたいと思います。
前回与えた爬虫類のエサは消化が悪そうなので、違うエサにしてみます。




今回与えるのは、メダカのエサでーす。



テトラ「キリミン」はフレーク状なので消化が良さそうです。
さらに、たんぱく質46%以上とか、最高じゃんよー!(笑)





大きく育つといいなぁ~!
成長を見守っていきたいと思います。
今日はここまで。
ではでは、またね。


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