前回、痛恨のミスを犯しました!
深さ4m以上の井戸に、井戸掘り器(吸い子)を落としてしまったのです!!

これを救出しないと、今回の井戸掘りの挑戦は終了すると共に、庭を見るたびに「この庭には救出できない吸い子が埋まっている・・・」と、嫌な気分になるでしょう。

それだけは避けたいよ!
とりあえず、状況整理が必要です。
状況整理と把握
- 吸い子が落ちた状況は?
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吸い子で砂を取っていたところ、硬い手ごたえがあったので、吸い子で突きながら作業をしていました。
それでボルトが緩んで落ちたのだと思います。
こんこっと。もともと吸い子は、突く道具ではないからね!
使い方を間違えました! - 吸い子の大きさと井戸の深さは?
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吸い子は、直径60mmで、長さ40cm程度の円筒の形状です。
それが直径およそ120mmの井戸に、4m以上の深さに落ちています。
- 落ちた吸い子は見える?
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まったく見えません。
ただし、先端は砂に埋もれた形で、地下水(泥水)の中に沈んでいると思います。
さて、どうしたものか?
引っ掛ける部分はないし、どこにあるのか見えないので、挟んで引き上げるのも無理です。
しかし、強力な磁石であればくっつけることが出来るかも知れないと思い、ネオジム磁石でチャレンジしてみました。


試してみると、確かに磁石にくっつく感触はあるのですが、引き上げる前に滑ってしまいます。



吸い子が円筒に対して、ネオジム磁石は平面だからね・・・。接触面積が少なくて、くっつく力が足りないよね。
あと、感触から分かったのですが、吸い子の半分以上は、砂に埋まっているようです。
かなりの難題であることが分かってきました。
回収作戦と「スーパーキャッチ君」
磁力が足りないのであれば、単純に数を増やしてパワーアップすることにします。加えて、円筒の曲面に張り付く構造にしないといけません。






蝶番を使うことで、ネオジム磁石が可動するのがミソです。
「スーパーキャッチ君」と命名します(笑)
それでは、性能テストです。




直径60mmの吸い子に見立てたガスボンベを、スーパーキャッチ!




井戸掘り器のような直径の細い鉄の棒も、スーパーキャッチ!!




オーガーの様な接触面積の少ないものも、スーパーキャッチ!!!
なお、5連のネオジム磁石はお互いが反発しており、何もない所では扇形に開いています。
そして鉄が近くに来ると、巻き込むように曲面に張り付いてくれるのです。



予想以上の性能に、期待が持てます!!!


実際に試してみると、2個のネオジム磁石の時よりも強い力でくっついてくれるのですが、それでも滑ります。
1時間半ほど格闘して、もう無理かと思っていたところ・・・ずっしりとした感触が・・・。
ゆっくりゆっくり引き上げてみると・・・。





と、とれたー!!!!!!!!!!!


てか、いっぱいに泥が入って、これは重いはずだ!


ネオジム磁石がちゃんと曲面に合わせてくっついています(地面に置いたので、少し隙間があります)。



それにボルトがめっちゃ曲がってる・・・。
強引な使い方に、反省!


めでたしめでたし。
無事、吸い子を回収できたので、引き続き井戸掘りをします。






すぐに壊れることはないですが、気を付けなければいけません。






また、吸い子で取れる砂の量も、労力の割に少なくなってきました。



そろそろ、井戸掘りの終了のタイミングを考える時かもしれません。


数回、吸い子を使ったのですが、取れる砂の量が少ないので、決めました。
今日はここまで。
ではでは、またね。
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